【作例あり】紫陽花を3本のレンズで撮り比べ|被写体探しと構図のコツ
こんにちは、写真を趣味で楽しむカメラ専門店のにゃんころです!
梅雨の時期になると撮りたくなる紫陽花。でもいざ撮ってみると、「なんだか毎回おなじような写真になる…」「どのレンズで何を撮ればいいか分からない」ってなること、ありませんか?
実は紫陽花は、使うレンズによって「探す被写体」も「作れる構図」もガラッと変わる花なんです。今回はそんな紫陽花を、性格のちがう3本のレンズで撮り歩いてきました!
この記事では
✅紫陽花を撮ると、いつも同じような写真になってしまう
✅どのレンズで何を狙えばいいか分からない
✅構図のパターンが思いつかない
こういった疑問を、レンズごとの「被写体の探し方」と「構図の作り方」から解決していきます!
✔︎ レンズごとに変わる「被写体の探し方」
✔︎ 135mm単焦点・100mmマクロ・標準ズームそれぞれの構図の作り方
✔︎ レインボーハロで光を遊ばせるテクニック
✔︎ 3本の撮り比べ作例と使い分けの考え方
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ぜひ最後まで読んで、今年の紫陽花撮影に活かしてみてください😊
※この記事の内容は動画でも解説しています。サクッと見たい方はこちらからどうぞ👇
紫陽花は”レンズ選び”で撮れる写真がガラッと変わる
同じ紫陽花の前に立っても、レンズが変われば「目に入ってくる被写体」も「切り取れる構図」もまったく別物になります。今回持ち出したのはこの3本です。
✔︎ 135mm単焦点…圧縮効果で「主役」を引き立てる
✔︎ 100mmマクロ…しずくやガクなど「ディテール」に寄れる
✔︎ 標準F2.8ズーム+レインボーハロ…「環境ごと」切り取って光で遊べる
大事なのは「どのレンズが一番いいか」ではなく、レンズの性格に合わせて被写体の探し方と構図を変えること。これだけで紫陽花写真の引き出しがぐっと増えますよ。

僕はいつも、まず1本で撮り切ろうとせず「このレンズなら何が撮れるかな?」と考えながらレンズを替えています。撮り比べると同じ紫陽花でも全然ちがう表情が出て楽しいですよ😊
そもそも花撮影でどんなレンズを選べばいいか迷っている方は、マウント別におすすめをまとめた花撮影におすすめのレンズ9選【マクロ・中望遠・望遠ズームで徹底比較】もあわせてどうぞ!
135mm単焦点|圧縮効果で”主役”を引き立てる
まずは中望遠の135mm単焦点。背景を大きく整理できるので、「主役をはっきり決めた一枚」を撮りたいときにぴったりです。
被写体の探し方|”群れの中の一株”を遠目から探す
135mmは離れた位置から狙えるのが強み。紫陽花の群生をすぐ目の前で見るのではなく、少し引いた場所から「主役になりそうな一株」を探すのがコツです。色がきれいに出ている個体、形が整っている花、周りからふっと浮かび上がって見える花を見つけましょう。

▪️設定:ss1/125 F3.2 ISO100
玉ボケを綺麗な円形にするために、少しだけ絞りました。
主役を決めたら、その後ろにきれいにボケてくれる背景があるかもセットで確認しましょう。背景の色がうるさいと、せっかくの主役が埋もれてしまいます。
構図の作り方|圧縮効果と前後ボケで立体感を出す
135mmの圧縮効果を使うと、奥の紫陽花が大きく寄ってきて画面が密度たっぷりに。さらに手前の花を前ボケに入れると、主役・前ボケ・背景の3層で奥行きが生まれますよ。日の丸構図になりそうなときは、主役を少し左右にずらすだけでぐっと印象が変わります。

▪️設定:ss1/2000 F1.8 ISO100
✔︎ 主役の一株を決めて背景を整理する
✔︎ 手前の花を前ボケに入れて奥行きを出す
✔︎ 絞りはF1.8〜F2.8でしっかりボカす
✔︎ 日の丸を避けたいときは主役を少しずらす
135mmで撮影した紫陽花の作例

▪️設定:ss1/2500, F1.8 ISO1000

▪️設定:ss1/2000, F2.5 ISO400
紫陽花の葉っぱも魅力的な被写体の1つ。しっかりとピントが合うようにやや絞って撮影しました。

▪️設定:ss1/500, F5 ISO400

135mmは「一歩引いて主役を探す」感覚が身に付くレンズ。最初はファインダーを覗く前に、肉眼で主役候補を探してから構えると失敗が減りますよ!
100mmマクロ|一輪・しずく・ディテールを狙う
次は100mmマクロ。紫陽花全体ではなく、小さな世界の美しさを切り取るレンズです。雨上がりは特に出番が多いです。
被写体の探し方|しずく・蕾・ガクの造形に注目する
マクロでは「花全体」よりも、もっと小さなパーツに目を向けます。花びらに残ったしずく、開きかけの蕾、ガクの幾何学的な造形など、肉眼では見過ごしがちなディテールが主役になりますよ。

▪️設定:ss1/400, F2.8 ISO125
雨上がりのしずくは光を受けてキラッと輝くので、晴れる前のタイミングが狙い目です。植物園だと快晴の日に、水が散布されている場合があるのでそれも狙い目!
構図の作り方|ピント面と背景の色を慎重に選ぶ
マクロは被写界深度がとても浅いので、「どこにピントを置くか」で写真が決まります。しずくや一輪の中心など、見せたい一点をはっきり決めましょう。背景はボケて色の面になるので、紫陽花の色と相性のいい色(同系色のグラデーションや、補色の緑など)を選ぶと一気に上品になりますよ。

▪️設定:ss1/640, F5 ISO800
雫の輪郭をしっかり出すためには、開放ではなく絞って撮影します。マクロは手ブレしやすいのでシャッタースピードにも注意しましょう!
100mmマクロで撮影した紫陽花の作例

▪️設定:ss1/500, F5 ISO800
花の目線でカメラを構えると、自然と背景が抜けるような角度になり綺麗な背景ボケが得られます。

▪️設定:ss1/2500, F2.8 ISO1250

▪️設定:ss1/320, F2.8 ISO250
アンダー気味に撮影して趣ある雰囲気にしてみました。

マクロはピントがシビアなので、手ぶれ補正付きのカメラや三脚を使ってピントを追い込みましょう!
標準F2.8ズーム+レインボーハロ|アートな作品を作る
最後は標準F2.8ズームに「レインボーハロ」フィルターを組み合わせて。紫陽花を主役にしつつ、アートな作品に仕上げることができます。
レインボーハロというのは、kenkoの特殊フィルターの1つです。独特なぐるぐるボケでアートな作品に仕上げることができる使っていて楽しいフィルターです!
詳しくは、【作例あり】Kenko レインボーハロの使い方とコツ|花が別世界になる特殊フィルターで紹介しています。
標準F2.8ズーム+レインボーハロの作例

▪️設定:ss1/1250, F2.8 ISO400 / 51mm

▪️設定:ss1/1250 F2.8 ISO400 / 66mm

クセのあるフィルターですが、一度使うことかなりハマります!アートな写真が撮りたいならぜひ使ってみてください。
まとめ|紫陽花は”レンズと構図”で世界が広がる
今回は紫陽花を3本のレンズで撮り比べ、それぞれの被写体の探し方と構図の作り方を紹介しました!
✔︎ 135mm単焦点は「主役の一株」を圧縮+前後ボケで引き立てる
✔︎ 100mmマクロは「しずく・ディテール」に寄って一点ピントで魅せる
✔︎ 標準ズーム+レインボーハロは「環境と光」を切り取って演出する
✔︎ レンズに合わせて被写体と構図を変えると表現の幅が広がる
紫陽花のシーズンは短いですが、レンズを替えるだけで何度でも新鮮に楽しめますよ。ぜひお気に入りの1本から試してみてください。

