【完全版】桜の撮り方|思い通りに撮れる!カメラ設定・レンズの選び方・フィルター活用術を作例で徹底解説
こんにちは、にゃんころです!
桜の季節になるとカメラを持って出かけたくなりますよね。でも、いざ撮ってみると「なんかイメージと違う…」「もっとふんわり撮りたいのに」ってなること、ありませんか?
この記事では
・桜をきれいに撮るカメラ設定って何がベスト?
・レンズごとの桜の撮り方のコツってある?
・フィルターって本当に効果あるの?
こういった疑問をまるごと解決できるように、基本設定からテクニック・フィルター・レンズ別の撮り方・レタッチまで初心者向けに一気にまとめました!
✔︎桜撮影で押さえるべき基本のカメラ設定
✔︎ふんわり系からドラマチック系まで7つの撮影テクニック
✔︎フィルター3種(ND・ホワイトミスト・PL)の使い分けと効果
✔︎標準・望遠・単焦点レンズごとの作例イメージ
ぜひ最後まで読んで、今年の桜シーズンに活かしてみてください🌸
桜撮影の基本設定
「ふんわりした桜が撮りたい」「風景と桜を絡めた迫力ある写真が撮りたい」
そう思ったら、まずはカメラの設定を知っておくと一気に写真が変わります。
ここでは基本的なカメラ設定を紹介します。どれも難しくないので、さっと読んで現場ですぐ使えるようになりますよ!
基本の撮影設定
カメラの基本設定は「風景」か「桜単体」で撮るかで変わってきます。どちらもAモードもしくはMモードが使いやすいです。
風景

▪️撮影モード:Aモード or Mモード
▪️F値:8〜11
▪️ISO:100〜800
▪️シャッタースピード:手ブレしない範囲
▪️露出補正:±0
ポイントはF値を絞ること。そうすることで手前から奥までしっかりピントがあった写真にできます。
桜単体

▪️撮影モード:Aモード or Mモード
▪️F値:1.8〜4.0
▪️ISO:100〜800
▪️シャッタースピード:手ブレしない範囲
▪️露出補正:+0.3〜0.7
桜単体を撮るならボケが主役です。F値を小さくするほど背景がとろけるようにボケて、桜の花がぐっと際立ちますよ。露出補正をプラスにすることでふんわりと仕上がります。

どちらの場合も、シャッタースピードは手ブレ回避のため、1/焦点距離 秒(50mmレンズなら1/50秒以上)を目安にすればOK!
花撮影の基本は、【完全保存版】花が驚くほど綺麗に撮れる撮影テクニック|基本設定や構図整理のコツ、レンズ選びで解説しています。
ホワイトバランス
ホワイトバランスは基本的にオートで問題ありません。
ただし、桜単体を撮影する際は少しマゼンダ寄りに振ってあげることで桜のピンク色をより強調することもできます。RAWで撮影しておいて、後からレタッチで変えてもOKです。


桜撮影のテクニックとコツ

基本設定を押さえたところで、桜をより魅力的に撮影するテクニックやコツをご紹介します。
ちょっとした角度の調整や時間帯の選び方で、ガラッと印象を変えることができるのでぜひ試してみてください!
①前ボケを作る
②玉ボケを狙う
③主題と副題を作る
④逆光で撮る
⑤朝焼け・夕焼けと撮る
⑥星空と合わせる
⑦ライトアップのリフレクションを狙う
①前ボケを作る

桜単体の撮影は、前ボケの作り方で大きく印象が異なってきます。
コツとしては
✔︎明るめの中望遠レンズを使う
✔︎主題との距離を開ける
✔︎ボケにするところに思いっきり寄る

ボケの作り方は、初心者でも簡単!美しいボケの作り方|玉ボケや背景ボケ撮影のコツと失敗回避で解説しています。
②玉ボケを狙う

特に夜間のライトを玉ボケにすると幻想的な桜に仕上がります。
玉ボケを作るコツは
✔︎行き交う車のライトや、照明などが背景に入るようにする
✔︎やや絞って円形にする(F1.8ではなくF2.2や2.8)
✔︎中望遠レンズを使う
ボケを使った桜を撮りたいならレンズ選びが重要です。桜含めた花撮影にピッタリのレンズ選びは、花撮影におすすめのレンズ9選【マクロ・中望遠・望遠ズームで徹底比較】で紹介しています。

各マウントごとにおすすめの花向けレンズを紹介しています!
③主題と副題を作る

桜に限った話ではありませんが、メインの被写体である主題と、それを引き立てる副題を構図に取り入れると魅力的な写真に仕上がりやすいです。
お城x桜
船x桜
桜x菜の花
桜x天の川
桜x夕焼け空(朝焼け空)
上の作例では、主題は姫路城で副題に桜を入れています。桜自体は、季節感を出すための副題に留めるのも良いと思います。
広角レンズを使うと主題と副題が作りやすいので16〜24mmあたりをカバーするズームレンズがあると便利ですよ。
④逆光で撮る

逆光で撮影すると、太陽光で花びらが透けて、光をまとったやわらかくて繊細な桜が撮れます。
正午だと太陽が真上に来るため、午前中か夕方頃の斜光を狙うのがおすすめ!ホワイトミストフィルターや、オールドレンズなどのフレア・ゴーストが出やすいレンズとの相性も抜群です。
✔︎斜光や逆光になるように位置を調整する
✔︎中望遠レンズや望遠ズームを使う
✔︎ホワイトミストフィルターやオールドレンズも最適
⑤朝焼け・夕焼けと撮る

朝焼けや夕焼けと合わせることで、日中とは異なる幻想的で印象的な写真が簡単に撮れます。
朝焼け夕焼けは太陽の方角や時間帯をあらかじめ調べておけば、初心者でも挑戦しやすいシーンです。
逆光で透ける桜の花びらを撮ったり、広角レンズで夕焼けに染まる桜の風景を撮るなどレンズによって色々な切り取りができるタイミングでもあります。
✔︎日の入り・日の出の前後20-30分を狙う
✔︎空を入れた構図なら16-24mmが使いやすい
✔︎白飛び・黒潰れには注意
朝焼け・夕焼けの撮り方は、【作例でわかる!】幻想的なマジックアワーの撮り方|設定や構図、フィルター活用術を紹介で解説しています。
⑥星空と撮る

桜とあわせた星景写真もおすすめ。
天の川はタイミングが限られますが、満天の星空や星の軌跡を写したスタートレイルだと狙いやすいですよ。
有名スポットはカメラマンが多いので、早めに行って場所を確保するのがポイントです!
✔︎14-24mmをカバーした明るめのレンズを使う
✔︎新月に近い日に撮影する
✔︎スタートレイルならF値は大きくてもOK
天の川やスタートレイルの撮影方法は、こちらの記事で解説しています(後日投稿予定)
⑦ライトアップのリフレクションを狙う

お城のお堀や池などに反射する桜を狙ってみるのも面白いです。
夜間に風が弱い日であれば簡単に撮れるので、風速を見ながらぜひ狙ってみましょう!
リフレクションに限らずライトアップ撮影のコツは
✔︎明るめのレンズを使ってなるべくISOを下げる
✔︎手持ちの場合は、手ブレしないようにシャッタースピードに注意する(1/焦点距離 秒)
✔︎可能であれば三脚を使う
上の作例では、橋の欄干にカメラを固定しているため、遅いシャッタースピードでもブレなく撮影できています。三脚等で固定できれば、ISOを最小にすることでノイズの少ない綺麗なライトアップが撮れますよ。
桜のライトアップ撮影の方法は、こちらの記事で解説しています(後日投稿予定)
フィルターを使った桜の撮り方
設定や構図、時間帯などで魅力的な桜を撮るのもいいですが、フィルターを用意することでさらに印象的で差別化できるような撮影も可能です。
✔︎NDフィルター
→水面に漂う花弁の動きをスローシャッターで写す
✔︎ホワイトミストフィルター
→コントラストを抑えたふんわり柔らかい描写
✔︎PLフィルター
→水面のテカリを抑えてリフレクションをくっきり写す
NDフィルターで花筏をスローシャッターで撮る

NDフィルターは光量を減らしてシャッタースピードを遅くするフィルターです。
桜の季節に特に使いたいのが、川や池に散った花びら(花筏)をスローシャッターで柔らかく流す撮り方。幻想的でほかの人と差がつく写真になりますよ。
✔︎花筏(水面に浮かぶ花びら)をスローシャッターで流す
✔︎三脚必須。シャッタースピードは1〜10秒が目安
✔︎濃度はND8〜ND64あたりが桜シーズンに使いやすい
NDフィルターの詳細は、【初心者向け】NDフィルターとは?効果・使い方・選び方まとめで解説しています。
ホワイトミストフィルターで桜をふんわり柔らかく撮る

ホワイトミストフィルターはコントラストを柔らかく落としてふんわりした空気感を演出できるフィルターです。
桜との相性が抜群で、特に逆光で使うと花びらが光を受けてとろけるような描写になります。オールドレンズのような柔らかさを手軽に出せるので、桜シーズンに持っておくと重宝しますよ。
✔︎逆光×ホワイトミストで光がにじんでふんわり仕上がる
✔︎花撮影にはNo.1がおすすめ
✔︎桜単体・ポートレート風の撮影と特に相性が良い

私は桜シーズンには必ずカバンに入れています!kenkoのホワイトミストNo.1が使いやすくてコスパも◎。逆光で使うと一段と桜らしい柔らかさが出ますよ。
PLフィルターで桜のリフレクションをくっきり写す

PLフィルター(偏光フィルター)は水面のギラつきや反射を抑えるフィルターです。
お堀や池に映る桜のリフレクションをより鮮明に写したいときに活躍します。また、空の青みを引き締める効果もあるので、青空×桜の構図でも重宝しますよ。
✔︎水面・お堀のリフレクション撮影に有効
✔︎フィルターを回転させながら効果の強さを調整する
✔︎逆光時は効果が薄いので斜め光のシーンで使う
CPLフィルターの選び方や使い方はCPLフィルターはいらない?知っておくべき効果と失敗しない選び方で詳しく解説しています。
レンズ別|桜の構図の作り方【標準・望遠・単焦点】
桜の撮り方は使うレンズによって大きく変わります。
同じ場所で撮っても、レンズが変わるだけで全然違う雰囲気の写真になるのが面白いところ。ここでは標準・望遠・単焦点の3本に絞って、それぞれの構図の作り方を紹介します。
✔︎標準ズーム(24-70mm・24-105mm)
→桜×風景の広がりある構図
✔︎望遠レンズ(135mm・70-200mm)
→桜単体を圧縮効果で印象的に切り取る
✔︎単焦点(50mm・85mm)
→桜×ポートレートで主役を柔らかく引き立てる
標準ズームレンズ(24-70mm・24-105mm)で桜風景を広く切り取る

標準ズームは広角から中望遠まで幅広くカバーできる万能レンズ。桜撮影では特に広角側(24mm前後)で桜×風景を大きく写し込む構図が得意です。
お城と桜、川沿いの桜並木、菜の花との組み合わせなど、背景の景色ごと桜の世界観を表現したいときに真価を発揮します。
✔︎24mm前後の広角側で桜×背景の風景を大きく取り込む
✔︎前ボケや副題を入れて奥行きのある構図を意識する
✔︎F8〜11に絞って前から奥まで全体をシャープに写す

20mmスタートのレンズだと、桜並木に囲まれた構図も一本で撮れるのでめちゃくちゃ便利です!SEL2070Gは特に桜シーズンにおすすめですよ。
標準ズームのおすすめはこちら → 【作例あり】FE 20-70mm F4 G SEL2070G をGMIIと比較してレビュー
望遠レンズ(135mm・70-200mm)で桜を圧縮効果で切り取る

望遠レンズの最大の魅力は圧縮効果。遠くにある桜と手前の被写体を引き寄せて、ぎゅっと密度感のある印象的な写真に仕上げることができます。
また、F値を開けることで桜の花びらを主役にしたふんわりボケのある接写も得意。桜単体をドラマチックに切り取りたいときに特に力を発揮するレンズです。
✔︎圧縮効果で桜の密度感・迫力を引き出す
✔︎F1.8〜F2.8の開放気味で花びら主役のボケた表現に
✔︎露出補正は+0.3〜0.7でふんわり明るく仕上げる

135mm単焦点は桜撮影で一番好きなレンズです!少し離れた場所から狙うと、びっくりするくらい桜がふんわり柔らかく写ります!
135mm単焦点の使いこなし術は、【作例多数】花を撮るなら135mm単焦点|魅力と使いこなすコツで解説しています。
単焦点レンズ(50mm・85mm)で桜×ポートレートを撮る

単焦点レンズは開放F値が明るくボケが美しいのが最大のメリット。特に桜を背景にしたポートレート撮影との相性が抜群です。
50mmは人の目に近い自然な画角なので桜との距離感がちょうどよく、85mmは少し引き気味に撮れるため主役の人物を際立たせつつ背景の桜をふんわりしたボケが得られます。
✔︎F1.4〜F2で背景の桜がとろけるようにボケる
✔︎50mmは自然な距離感で撮れてポートレート初心者に最適
✔︎85mmは圧縮効果+大きなボケで桜の背景が映えやすい
✔︎露出補正+0.3〜0.7で肌と桜をふんわり明るく

人物を入れるなら絶対に単焦点がおすすめ!桜の季節に85mmを持って行くと、背景がぼけた写真が撮れてみんなに喜ばれますよ!
まとめ|初心者でも桜を印象的に撮るために大切なこと
今回は初心者向け桜の撮り方として、基本設定・テクニック・フィルター・レンズ別構図・まで徹底解説しました!
✔︎基本設定はAモード or Mモード、F値で風景か桜単体かを使い分ける
✔︎テクニックは前ボケ・玉ボケ・逆光・マジックアワーなど7つ
✔︎フィルターはND・ホワイトミスト・PLをシーンで使い分ける
✔︎標準ズームは風景、望遠は桜単体、単焦点はポートレートが得意
✔︎レタッチはHSLのピンク・マゼンタを意識するだけで桜らしさが増す
桜の季節は短いですが、この記事を参考に撮影前にしっかりイメージしておくと、現場でサッと動けるようになります!
ぜひ今年の桜シーズン、カメラを持って出かけてみてください🌸

