夏の風景を代表する花といえば、やっぱりひまわり🌻
今回は滋賀県の美しいひまわりスポット「山梶農園」を訪れ、幻想的に撮影するコツとレンズ別の作例をご紹介します。
撮影スポット紹介 — 山梶農園(滋賀県東近江市)
今回訪れたのは、滋賀県のJR能登川駅から車で20分ほどに位置する「山梶農園」さん。
周囲は開けており視界をさえぎる建物もなく、ひまわり畑越しに空を大きく切り取れる最高のロケーションです。
すぐそばをローカル線が走っており、タイミングが合えば夕焼けと列車をセットで収めることも可能。
広めの駐車場も完備されています(※出入口はやや狭いのでご注意)。
撮影におすすめの時間帯
ひまわりを幻想的に撮るなら、夕方の光が断然おすすめ。
特に日没30分前〜日没後20分前後は、黄色がやわらかく輝き、背景全体が深みのある色合いに包まれます。
構図決めや場所探しを考慮し、1時間半前には到着しておくと余裕をもって撮影できます。
運が良ければ、雲の隙間から差し込む「光芒」も捉えられます。

▪️撮影設定:F7.1 焦点距離16mm
レンズ別・作例と撮影ポイント
今回使用したレンズは
広角レンズ:SONY FE 16-35mm F2.8 GM II
NOKTON 23mm F1.2 X mount
望遠レンズ:SONY FE 50-150mm F2 GM
1.広角レンズ
特徴:広々とした風景を収めつつ、空や雲の迫力を表現できる。
ただし画面内の情報が多くなりすぎないよう、アングルを工夫しましょう。

▪️撮影設定:F7.1 焦点距離16mm
夕焼けの色とひまわりを広く入れると、幻想的な一枚に。

▪️撮影設定:F7.1 焦点距離16mm
ローカル線が通る瞬間を捉えると、アクセントが加わり印象に残る作品に。
2.望遠レンズ
特徴:被写体を引き寄せる圧縮効果により主題を際立たせられる。また、余計な情報を排しつつ、被写体に視線を自然に誘導できる。

▪️撮影設定:F2 焦点距離150mm
花だけでなく、ミツバチなどの小さな生き物を主役にするのも面白いアプローチ。

▪️撮影設定:F2 焦点距離150mm
他の花と形や色が異なるひまわりを探し、個性のある1輪を主役に。夕空を背景にすれば、燃えるような色味のひまわりを演出できます。
まとめ
夕日に染まるひまわり畑は、同じ場所でもレンズや視点によってまったく違う表情を見せます。
今回ご紹介した作例と撮影のコツを参考に、ぜひ現地で”自分だけの「特別な一瞬」”を切り撮ってみてください。