花撮影におすすめのレンズ9選【マクロ・中望遠・望遠ズームで徹底比較】
花を撮っても、
思ったように綺麗に写らない…。
背景がごちゃごちゃして主役が目立たない。
背景があまりボケなくて花の存在感が薄れる。
そんな経験はありませんか?
実は、花の写真がうまく決まらない大きな原因のひとつが「レンズ選び」です。
花びらの質感を寄って写すか、背景を大きくぼかして主役を際立たせるか。スタイルに合ったレンズを選ぶことで、写真はグッと印象的になります。
この記事では、普段から趣味で花を撮るカメラ専門店が、
✅撮りたいイメージにあったレンズの選び方
✅おすすめのレンズ9選
をユーザー目線で紹介していきます!
ぜひ自分にぴったりのレンズを見つけて最高の一枚を撮ってください!こんな素敵な花が撮れるようになりますよ!

選び方のポイント
たくさんあるレンズの中から、理想の花撮影用レンズを選ぶポイントをご紹介します。
撮りたいイメージから逆算して選択肢を絞ってみましょう!
マクロレンズ


マクロレンズは小さな世界を写すのに最適です。かなり近づいて撮影ができるため、水滴に映った花や被写体の一部にクローズアップした写真が撮れるのが魅力。
花撮影に効果的な圧縮効果とボケを得るためには、標準マクロレンズではなく中望遠マクロレンズを選びましょう。
手ブレしやすいため、レンズに手ぶれ補正機能があると安心です。
▪️クローズアップした写真が撮りたいならマクロレンズ
▪️ボケが作りやすい90mmや105mmなどの中望遠がおすすめ
▪️手ブレ補正機能があると安心
| 機種名 | 見た目 | 商品リンク | おすすめポイント | 価格帯 | 手ブレ補正 | 撮影最短距離・倍率 | 重さ・サイズ | フィルター径 | 対応マウント | 詳細 |
| Tamron 90mm F2.8 Di III MACRO VXD | ![]() | Amazon 楽天 | 寄っても失敗しにくい90mmという焦点距離。花を柔らかくふんわり描写。初心者向けの高コスパレンズ。 | 中古: 7万前後 新品:10万前後 | × | 0.23m 等倍マクロ | 79.2×126.5 mm 630g (ソニーEマウント) | 67mm | ソニーEマウント Nikon Zマウント | 詳細を見る |
| Nikon NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S | ![]() | Amazon 楽天 | 手ブレ補正ありで手持ちでもシビアなピント合わせも可能。圧縮効果でボケも綺麗。描写もピカイチ。 | 中古:10万前後 新品:13万前後 | ◯ | 0.29m 等倍マクロ | 85×140 mm 630g | 62mm | Nikon Zマウント | 詳細を見る |
| OLYMPUS M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro | ![]() | Amazon 楽天 | 軽くて描写も良い高コスパレンズ。手持ちもじっくりピント合わせが可能。被写界深度の深い描写で昆虫や花を撮れる。 | 中古:3.5万前後 新品:4.7万前後 | × | 0.19m 等倍マクロ | 56×82 mm 185g | 46mm | マイクロフォーサーズ | 詳細を見る |
中望遠単焦点レンズ


主役の花を引き立てるのが得意なのが中望遠単焦点レンズ。
明るいF値と中望遠特有の圧縮効果により、主役の花の存在感がグッと増すのがこのレンズの特徴です。
光を使った描写や、玉ボケや前ボケを絡めた花を撮りたいならフルサイズ換算135mmの単焦点レンズがオススメです。
▪️主役を引き立てたいなら換算135mm
▪️最大撮影倍率0.3あたりだと花が程よく大きく写る
▪️なるべく解放F値が小さいものを選ぶ(1.8-2.8あたり)
| 機種名 | 見た目 | 商品リンク | おすすめポイント | 価格帯 | 手ブレ補正 | 撮影最短距離・倍率 | 重さ・サイズ | 対応マウント | 詳細 |
| SONY FE 135mm F1.8 GM | ![]() | Amazon 楽天 | 最高峰の解像感とボケで花を魅力的に撮影可能。ある程度寄れるので花を大きく撮ることもできる。 | 中古:14万前後 新品:21万前後 | × | 0.7m 0.25倍 | 89.5×127 mm 950g | ソニーEマウント | 詳細を見る |
| Canon EF135mm F2L USM | ![]() | Amazon 楽天 | Canonの名玉で柔らかくボケて花を優しく描写できます。アダプターを使えばRFマウントでも使用可能。 | 中古:7万前後 | × | 0.9m 0.19倍 | 82.5×112 mm 750g | Canon EFマウント | 詳細を見る |
| Fujifilm XF 90mm F2 R LM WR | ![]() | Amazon 楽天 | 富士フィルムの神レンズで大きく美しいボケが魅力。フィルムシミュレーションで素敵な色合いの花に。 | 中古: 8万前後 新品:13万前後 | × | 0.6m 0.2倍 | 75×105 mm 540g | Fuji Xマウント | 詳細を見る |
望遠ズームレンズ


花も撮りたいけど普段は風景やスナップメインで、花専用だけに1本追加するのも億劫という方におすすめなのが望遠ズームレンズ。
その中でも便利ズームだとF値が控えめなものが多いですが、200mmや300mmなどの望遠域を使えばしっかりと背景がぼけてくれます。
▪️200-300mmまで対応しているズームレンズを選ぶ
▪️便利ズームならハーフマクロに対応したものも候補に
▪️解放F値は200mmならF4.0、300mm以上だとF5.6あると安心
| 機種名 | 見た目 | 商品リンク | おすすめポイント | 価格帯 | 手ブレ補正 | 撮影最短距離・倍率 | 重さ・サイズ | 対応マウント | 詳細 |
| Sigma 16-300mm F3.5-6.7 DC OS Cantemporary | ![]() | Amazon 楽天 | APS-C用の高コスパ万能レンズ。望遠域でしっかり背景がボケた描写が可能。あらゆるシーンに対応できる。 | 中古:9万前後 新品:10万前後 | ◯ | 0.17m(広角) 1.05m(望遠) 最大ハーフマクロ(焦点距離70mm) | 73.8×123.4 mm 615g (ソニーEマウント) | ソニーEマウント Fuji Xマウント Nikon Zマウント Canon RFマウント | 詳細を見る |
| SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSSII | ![]() | Amazon 楽天 | ハーフマクロに対応した純正ズーム。一本で「引き」「寄り」「ボケ表現」が可能。風景にも使いやすい | 中古:19万前後 新品:21万前後 | ◯ | 0.26m(広角) 0.42m(望遠) ハーフマクロ(0.5倍) | 82.2×149 mm 794g | ソニーEマウント | 詳細を見る |
| Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VC VXD G2 | Amazon 楽天 | 純正の半額以下で似たような描写が可能。コスパよく花や風景などを撮りたいユーザー向け。 | 中古: 12万前後 新品:14万前後 | ◯ | 0.3m(広角)0.85m(望遠) 0.38倍(広角) 0.21倍(広角) | 83×156.5 mm 855g (ソニーEマウント) | ソニーEマウント Nikon Zマウント | 詳細を見る |
花撮影におすすめのレンズ
TAMRON 90mm F2.8 Di III MACRO VXD/Model F072

▪️対応マウント:ソニーEマウント、Nikon Zマウント
長年タムキューと称され愛されてきたレンズがミラーレス版となって登場。
90mmという焦点距離は、被写体に寄りやすく、また望遠すぎないため手ブレもしにくい距離感。初心者でも「寄っても失敗しにくい」安定感が魅力です。
単焦点は解像感が高い分キッチリ映りがちですが、タムキューは柔らかい描写が特徴。クローズアップした花をふんわり柔らかく写すのに最適のレンズです。
中古で7万円程度で入手できる高コスパレンズ。フルサイズミラーレス用のマクロレンズだと現状これが一番低価格で本格的なマクロ撮影ができるレンズです。
▪️初めてマクロレンズに挑戦したい人
▪️コスパよく“名玉の描写”を体験したい人
▪️花や小さな世界を寄って撮る楽しさを味わいたい人
Nikon Z MC 105mm f/2.8 VR S

▪️対応マウント:Nikon Zマウント
Nikon Zユーザーでマクロレンズを探しているなら間違いなくこのレンズ!
一番の特徴は手ブレ補正(VR)が搭載されていること。これによりマクロ撮影でのシビアなピント合わせが容易になり、手持ちでもマクロの世界を楽しむことができます。
さらに105mmは程よい圧縮効果も得られる絶妙な焦点距離です。この焦点距離で撮る花は、背景ボケや前ボケもとろけるように描写でき、少し離れた花もしっかりと大きく撮ることが可能。
この焦点距離とVRを備えていて中古で10万円前後というのはかなりの破格です。花だけでなくポートレートにも使いやすいですよ。
▪️程よい圧縮効果で花を印象的に撮りたい人
▪️三脚なしでも手持ちで安心してマクロ撮影したい人
▪️コスパ最強レンズを探しているZユーザー
OLYMPUS M.ZUIKO 60mm Macro

▪️対応マウント:マイクロフォーサーズ(MFT)
このレンズはとにかく軽くて柔らかい描写をしてくれるMFTの定番マクロ。それでいて中古で3.5万円ほどとかなりの高コスパ!
わずか185gと非常に軽量で、手持ちでじっくり構えていても疲れず安定してフォーカスを合わすことができるのはこのレンズだからこそ。
MFTのセンサーサイズの強みを活かして、全体にピントが合うような被写界深度の深い描写が可能。そのため、昆虫や花のクローズアップをリアルに映し出すことができるのが特徴です。
フルサイズ換算で120mm相当の画角のため、中望遠単焦点レンズとしてボケを使った描写もできます。
▪️コスパ重視でマクロを始めたいMFTユーザー
▪️軽くて持ち歩きやすいマクロレンズが欲しい人
▪️中望遠レンズとしても使いたい人
SONY FE 135mm F1.8 GM

▪️対応マウント:ソニーEマウント
数ある中望遠単焦点の中で、花撮影の究極と呼ばれるのが FE 135mm F1.8 GM。開放から驚くほどシャープで、背景は大きくとろけるようにボケ、花を主役として引き立てます。
特徴的なのは、135mmとしては短めの最短撮影距離(約70cm)。他の135mm単焦点では近づけないシーンでも、このレンズならしっかり寄って撮影できます。花を大きく写したい場面でも「中望遠の立体感」と「寄れる利便性」を同時に楽しめるのは大きなアドバンテージです。
F2.8ズームレンズでは実現できない圧倒的な描写力は一度使うと手放せなくなるほど。私が普段花を撮る時はこのレンズを使っています。
▪️背景を整理して花を主役として際立たせたい人
▪️解像感とボケの両立を求める花撮影好き
▪️花を作品として撮りたいソニーユーザー
Canon EF 135mm F2 L USM

登場から20年以上経った今でも「名玉」と呼ばれ続けるのが、Canon EF 135mm F2 L USM。シンプルな光学設計ながら、開放からシャープで、背景は柔らかく自然にボケてくれます。
最新の135mm単焦点に比べるとコンパクトかつ軽量で、持ち歩きやすいのも魅力。手持ちでじっくり構図を探しても疲れにくいため、撮影に集中できるのはメリットの1つ。
さらに、EFレンズはマウントアダプターを使えばRFボディでも使用可能。最新のRF純正レンズに比べて価格は抑えめで、中古市場でも比較的手に入りやすいのもポイントです。マウントアダプー込みでも中古で8万円くらいなのでかなりの高コスパレンズです。
▪️RFユーザーだけど手頃に名玉を使ってみたい人
▪️軽快に扱える中望遠単焦点が欲しい人
▪️コスパ良く花撮影用レンズを探しているキヤノンユーザー
Fujifilm XF 90mm F2 R LM WR

XFレンズの中でも“神レンズ”と称されるのが、この90mm F2 R LM WR。フルサイズ換算で約137mm相当の中望遠画角と、開放F2の明るさを備え、APS-Cとは思えないほど大きく美しいボケを描きます。
それでいて約540gと軽快で、防塵防滴構造で屋外撮影も安心。サイズ感もちょうど良くX-Tシリーズのようなグリップの浅いボディでも使いやすくじっくり時間をかけて構図探しに集中できます。
富士フィルムのフィルムシミュレーションと合わせるとほかメーカーでは実現できないような色合いの花が撮れます。
富士ユーザーなら花撮影以外でも満足すること間違いなしです。
▪️APS-Cでもフルサイズ級のボケを楽しみたい人
▪️花を極上の解像とボケで撮りたい富士ユーザー
▪️“神レンズ”と呼ばれる一本を体験したい人
SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS Contemporary

▪️対応マウント:ソニーEマウント、Nikon Zマウント、Canon RFマウント、富士Xマウント
各社APS-C機に対応した高コスパ万能ズームレンズ。換算24mm-450mmという焦点距離は風景から動物まであらゆる被写体にぴったりのレンズです。
花撮影では300mmなどの超望遠域を使えば大きな背景ボケも得ることも可能。70mm(換算105mm)ではハーフマクロにも対応しています。
花も含めてあらゆるシーンをこれ1本で撮れるので、APS-Cユーザーの最初の1本としてオススメ!
▪️1本で花以外のシーンも撮影したい人
▪️マクロも撮りたい人
▪️APS-Cユーザーで便利ズームを探している人
Sony FE 70-200mm F4 G II

▪️対応マウント:ソニーEマウント
1番の特徴は、ズームレンズでありながら ハーフマクロ(最大0.5倍)に対応している点。さらにテレコンを組み合わせれば140-400mmの等倍マクロになり、一輪の花を大きく迫力ある画で切り取れます。
70mm側では広めに花畑を写し込み、200mm側では1輪の花を切り撮ることも可能。一本で「引き」「寄り」「ボケ表現」まで自在に使える万能さが、このレンズの魅力です。
花と風景を両方撮りたいならGMIIよりもコスパやサイズ感は優勢。望遠にすれば2.8も4もたいして変わらないので、ボケ感がもっとほしいなら135mm単焦点、花も風景も色々撮りたいなら本レンズが断然オススメ!
▪️軽量で旅行や散策に気軽に持ち出せる望遠ズームを探している人
▪️一本で花畑からクローズアップまで対応したい人
▪️ボケを活かした花撮影もマクロも楽しみたい人
Tamron 70-180mm F2.8 Di III VC VXD G2

▪️対応マウント:ソニーEマウント、Nikon Zマウント
純正の70-200mm F2.8の半額以下で手に入る高コスパズームレンズ。
純正と比べても遜色ない描写でありながら、非常に軽く使い勝手はこちらの方が上。180mmまでの焦点距離ですが、実際ところ200mmと対して変わらないので純正と同じような感覚で使用できます。
とにかくコスパよく花や風景などいろいろ撮りたいユーザーにおすすめ。標準レンズをすでに持っている人が次のステップとして導入するのにもピッタリです。
高額商品はレンタルも検討しよう
花撮影におすすめのレンズを紹介しましたが、中には高額でなかなか手が出しづらいモデルもあります。そんなときは レンタルサービス を利用するのがおすすめです。
とくに Goopass は月額制のサブスク型レンタルで、使いたいときだけレンズを借りられます。旅行や紅葉シーズンなど限られた期間だけ使いたい方には最適なサービスです。

まとめ
花の撮影に適したレンズは、大きく分けて マクロレンズ・中望遠単焦点・望遠ズームレンズ の3タイプ。
✅花のディテールを撮るなら マクロ
✅背景を整理して主役を際立たせるなら 中望遠単焦点
✅花も色々撮りたいなら望遠ズームレンズ
私自身は135mm単焦点を愛用することが多いですが、花を寄って撮るならマクロ、軽快に散策したいなら望遠ズーム、と人によって合う一本は違います。ぜひ自分のスタイルに合わせて選んでみてください。




