CPLフィルターを使ってみてこんな経験はありませんか?
「CPLフィルターを使ったら画質が暗くなったり、劣化した」
「フレアやゴーストが出て思い通りの写真にならない・・・」
CPLは光の反射をコントロールできる便利なフィルターですが、実は選び方や使い方を間違えると、画質劣化や露出低下などの“思わぬデメリット”が出てしまいます。
この記事では、普段からCPLフィルターを使って風景撮影をしている私が
✅CPLフィルターのデメリットとその解決策
✅失敗しない選び方
✅初心者にもおすすめのモデル
を紹介します。
「思った通りの色と質感で撮りたい」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
CPLフィルターのデメリットは何?
CPLフィルターは反射を抑えて色やコントラストを整える便利なアイテムですが、いくつか注意点もあります。
① ムラやケラレが出る
広角レンズ使用時に角度によって偏光効果が不均一になり、空の一部だけ濃くなったりします。また、厚みのあるフィルターだと画面の隅が蹴られることも。
② 露出が下がる(暗くなる)
光を一部カットする構造のため、約1〜2段ほど露出が落ちます。結果としてシャッタースピードが遅くなったり、ISOを上げる必要が出たりし、画質劣化につながることも。
③ フードが使えないことがある
CPLは回転して調整する仕組みのため、フードをつけたままだと回しづらくなる場合があります。
④ フレア・ゴーストが出やすい
安価なCPLは表面反射が強く、逆光時にフレアやゴーストが出やすくなります。
⑤ 画質の低下(解像度・コントラストの劣化)
光学的な精度が低いフィルターほど、描写が甘くなったり色かぶりが起こったりします。
これは「CPL自体の欠点」というよりは、「品質や選び方」による影響が大きいです。次の章で、デメリットを最小限にする“選び方のコツ”を紹介します。
失敗しないCPLフィルターの選び方

CPLフィルターは、選び方ひとつで結果が大きく変わります。
ここで紹介する4つのポイントを押さえれば、デメリットを最小限に抑えつつ、思い描いた通りの色やコントラストで撮影できるようになります。
画質劣化に悩まされず、よりクリアで理想の写真を仕上げたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
偏光膜をチェックする
偏光膜とは、フィルター表面の素材のことで、CPLフィルターの心臓部分です。
「一般タイプ」と「高透過タイプ」があり、後者は露出低下が少なく、1段ほどの差で済みます。
高透過タイプを選ぶことで、シャッタースピード低下による手ブレや、ISO上昇によるノイズを抑えられます。
一般タイプだと約2段の露出低下があります。1/100秒→1/25秒になるイメージです。高透過タイプだと1/100秒→1/50秒で済みます。
薄型を選ぶ
広角レンズではケラレ防止のため、薄型フレームが必須です。
標準域でも、NDなど他フィルターを重ねる場合は薄型を選ぶと安心。
反射率をチェック
反射率が高いフィルターは、逆光時のフレア・ゴーストの原因になります。
理想は反射率0.6%以下です。
また、反射防止コーティングや撥水・撥油コーティングを採用しているモデルだとさらに安心です。
安価すぎるモデルを避ける
安価モデルはガラスや偏光膜の精度が低く、画質劣化を招きやすいです。
レンズの性能を最大限に活かすためにも、ある程度信頼できるメーカー製を選ぶのが大切です。
これらを意識するだけでも、今までの悩みが解決できますよ!
CPLフィルターの使い方と効果
CPLは、レンズに装着して回転させることで効果の強さを調整できます。
反射除去や色のコントラスト調整に特に有効です。
たとえば紅葉では、葉のテカリを抑えてしっとりとした質感を出せます。
また、ガラス越しの被写体や水面の反射除去(逆に反射を強調も可能)にも効果的です。


詳しい使い方や作例はこちらの記事で解説しています。
→初心者向け!CPLフィルター入門|効果や使い方、メリット・デメリットまで解説
初心者におすすめのCPLフィルター3選
ここでは、上記デメリットを極力抑えられるCPLを厳選しました。
いずれも画質と価格のバランスがよく、初めての1枚にも最適です。
Kenko サーキュラーPL(W)
広角レンズでもケラレを抑えやすく、反射の抑制もしっかり機能。コスパも◎。
Kenko PRO1D WIDE BAND C-PL
従来品より透過率を高め、フィルター装着による画質低下を抑えたモデル。
KANI Premium LR MC CPL 0#
撥水・撥油・防汚コートを備え、低反射(片面0.3%以下)でクリアな描写を実現可能。
まとめ
CPLフィルターは、選び方ひとつで写真の仕上がりが驚くほど変わります。
「フレア」「露出低下」「ムラ」といった悩みも、正しい知識と品質の高いフィルターを選べば、ほぼ解決します。
せっかく撮った一枚を“なんとなくのCPL”で台無しにするのはもったいないですよね。
この記事で紹介した選び方を参考にして、自分の撮影スタイルに合った1枚を見つけてみてください。
もし「どの価格帯が自分に合うのか」「結局どれを買えば失敗しないのか」を今すぐ知りたい方は、
価格別に厳選したおすすめCPLフィルター5選の記事も参考にどうぞ!



