初心者向け

【2025年最新版】カメラを始めるならまず揃えるべき必須アイテム|初心者が失敗しないための予算別ガイド

カメラを始めたいけど、「何を揃えればいいの?」と悩んでいませんか?
本体以外にも必要なものがあったり、どこにどれだけ予算をかけるべきなのかもわかりづらいですよね。

この記事では、現役のカメラ販売スタッフ兼趣味で写真を撮影している立場から

初心者が最初に揃えるべき必須アイテム

予算の考え方

をわかりやすくまとめました。

カメラ本体・レンズの選び方はもちろん、最低限必要なアクセサリー、さらに “あると撮影がラクになるアイテム” までなるべく低予算で紹介していきます。

にゃんころ

読み終える頃には、必要なものがすべて整理され、今日から安心してカメラを始められる準備が整うはずです!

①カメラ本体

APS-C ミラーレス一眼

いろんな種類や価格帯がありますが、ストレスなく撮影したいなら予算は10-15万円ほどあった方が選べる範囲も広がります。

低予算になるほど性能は落ちていきますが、古めの機種を選べば画質や性能の良いフルサイズ一眼レフもレンズ込みで7-8万でも購入可能です。

ここでは予算に応じたオススメモデルを紹介します。

とにかく低予算がいいなら

低予算(3-5万あたり)の場合、多くの点で妥協が必要になります。

例えば

▪️性能が悪い(オートフォーカスが合うのが遅いなど)
▪️画質が荒い
▪️最新の機能がない
▪️古めの一眼レフが選択肢になってくる

とはいえ、性能面などを妥協すれば、背景をぼかした写真や綺麗な風景といった撮影自体は問題なくできます

低予算でのオススメ機種(3〜5万円)

① Canon EOS Kiss X5 ダブルズームレンズキット

風景や日常の撮影に便利な標準ズームと、遠くの景色や動物撮影などに使いやすい望遠ズームがセットになった一眼レフカメラ。

私も仕事で使ってる機種ですが、普通に綺麗な写真が撮れます。オートフォーカスは遅いですがじっくり撮影するスタイルなら問題なくカメラライフを送れます。

これに追加でCanon EF-S 24mmm F2.8 STMも購入すれば、カフェや人物撮影で背景を程よくぼかせる撮影も可能です。トータルで4万円くらいで揃えれます。

予算10万円くらい

この予算であれば、性能の良い一眼レフ+レンズ1-2本だったり型落ちのミラーレスカメラ+レンズ2本も対象になってきます。もしくは使いやすいコンデジもこのあたりの予算です。

こんなイメージ

▪️各社ミラーレスの入門機
▪️最新機ほどではないが、ストレスのないオートフォーカス
▪️スマホとの連携もしやすい
▪️画質は十分綺麗
▪️背景がボケるレンズまで導入すると10万超える場合も

Nikon ミラーレス一眼カメラ Z50 ダブルズームキット

Nikonの最新ミラーレスシリーズの入門モデル。少し予算オーバーですが、中古で10-11万で購入可能です。

Zシリーズは他のメーカーに比べて光学性能が高いため、画質の良い写真が簡単に撮れるのが魅力。単焦点レンズがなくても付属の望遠ズームをうまく使えば背景がしっかりぼけた撮影も十分可能です。

最新設計なため、スマホにすぐ送信できるWi-Fi機能はもちろん、動画撮影や速いオートフォーカスでノーストレスで撮影ができます。

少し背伸びをしてでも購入すれば、間違いなく満足する機種です。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 18-140 VR レンズキット

10万であれもこれも撮りたい!なら、古めの一眼レフカメラから選びましょう。

重くなりがちな一眼レフですが、この機種なら気軽に持っていけるサイズ感。オートフォーカスも必要十分な速度で、走っている子どもの撮影もしやすいです。古い機種といっても十分綺麗な写真が撮れるので全く問題ありません。

付属のレンズ1本で風景から日常の景色などあらゆるシーンに対応可能。さらに追加で35mm単焦点を購入すれば、背景をぼかした人物撮影やカフェでの撮影がより魅力的になります。

カメラ選びのポイント

他にもおすすめの機種はたくさんありますが、ここでは全て伝えきれないため、もっと知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

【保存版】カメラの種類が多くて選べない!初心者でも悩まず選べる機材選びのコツを解説

②交換レンズ

レンズ

レンズもたくさんありすぎて選ぶのに迷うと思います。

選ぶ際は以下のポイントを参考にしてみましょう。

焦点距離から選ぶ

焦点距離はどれくらい広く撮れるか・どれくらい大きく写せるかを決める要素です。
用途に応じて選ぶのが失敗しないポイントです。

用途別の目安

風景
▪️14〜35mm(広角)
空や山、海の広がりを表現したい場合に向いています。

▪️100〜400mm(望遠)
遠くの風景撮影に向いています。

ポートレート
▪️50〜85mm(標準〜中望遠)
背景を整理しやすく、ボケを活かした人物撮影に向いています。

スナップ・旅行
▪️28〜70mm(標準)
見たままに近い自然な画角で扱いやすく、幅広く撮れます。

動物撮影
▪️200〜600mm
近づけない動物には遠くまで撮れる長めの焦点距離がおすすめ。

シーンに合わせてF値を選ぶ

F値はレンズがどれだけ光を取り込めるかを示す数字です。
数字が小さいほど明るく撮影でき、背景がボケやすくなります。

目安

ボケ重視
▪️F1.2〜F1.8

バランス重視
▪️F1.8〜F2.8

日中中心・風景
▪️F4でも十分

レンズ選びのポイント

他にも色々と選ぶポイントがあるので、詳しくはこちらの記事で解説しています。

【保存版】初心者でも失敗しないレンズの選び方|用途やシーン別に選ぶコツを解説

③レンズ保護フィルター(レンズプロテクター)

レンズ保護フィルター

レンズを傷や水滴から守るためのアイテムです。

レンズ表面の傷は画質に影響が出る場合も。また、レンズを運悪く落下させた場合、保護フィルターのおかげでレンズ表面が無傷で済むこともあります。

保護フィルターの選び方

選ぶポイント

▪️薄型のフィルターかどうか
▪️使用しているレンズのフィルター径に合っているか
▪️フィルター表面のコーティングがしっかりしているか

初心者におすすめのコスパモデル

Kenko MC プロテクター NEO

普段からレンズに装着しておくことで、砂ぼこりや水しぶき、ゴミなどから大切なレンズをしっかり守ってくれます。とりあえず買っておけば失敗しないコスパモデルです。

そのほかおすすめの保護フィルターは、こちらの記事で紹介しています。

レンズ保護フィルターおすすめ6選|価格帯別に比較して分かる失敗しない選び方

④メモリーカード

これがないと撮影しても記録されないため、必ず購入しましょう

メモリーカードも種類が多く価格帯も様々ですが、これさえ買っておけば問題なし!というモデルを紹介します。大体2000枚から4000枚ほどの写真が保存できます。

▪️使っているカメラが2000万画素程度なら

▪️使っているカメラが4000万画素程度なら

⑤カメラ用クリーニングキット

撮影から帰ってきたら、メンテナンスをするようにしましょう。特にレンズやカメラセンサーの埃は溜まっていくと内部に侵入してしまって写り込みの原因になります。

とりあえずこのキットを買えば必要なものが全て揃っています。

付属品

▪️ブラシ
外観に付着した埃やチリを除去

▪️ブロアー
レンズ表面やセンサーの汚れはブロアーの風で吹き飛ばします。

▪️無水エタノールとクリーニングクロス
汚れや油分などをきれいに取り除いてくれます。

そのほかあったら嬉しいアイテム

これまで紹介したアイテムは撮影する上で必須なものばかりでした。

そのほかにも揃えておくと便利なものも紹介していきます。

三脚

夜間の撮影で手ブレせずにきれいに撮るなら三脚を導入してみましょう。なくても撮れますが、ISOを大きくあげることになるためノイズでザラザラに画質が劣化してしまいます。

オススメは気軽に持ち運びのできるトラベル三脚。4キロのカメラ・レンズまで載せることができ、約1キロと軽めのモデル。最初の1本として使いやすい三脚です。

ストラップ

付属のストラップでもいいのですが、おしゃれなストラップが欲しいなら別で購入しましょう!

また、高級機を使ってる場合は、ストラップで判断されてしまって盗難などのリスクもあるので別途購入した方が無難です(海外旅行など)

少し高めのストラップですが、カメラアクセサリー専門のメーカーなので品質はいうことなしです。自由に取り外しができるので使いやすさもおすすめの理由です。

防湿庫

レンズの最大の敵はカビです。湿気の多い時期などは室内保管はせずに防湿庫に保管することで湿気からレンズを守ってくれます

他にも単純に機材の落下などから守ってくれるので、大切なカメラの保管場所として導入することをオススメします。

CPLフィルター

風景撮影をメインで行うなら追加で揃えるべきフィルターです。

反射を除去してくれることで、本来の色味を引き出してくれる便利アイテム。いろんなシーンで使えるフィルターなのでまずはこちらの記事で詳しく見てみてください。

まとめ|早速カメラを始めてみよう!

カメラを始めるときに必要なものは意外とシンプルで、今回紹介したアイテムが揃っていれば、どんなシーンでも安心して撮影を楽しめます。

必須アイテムのまとめ

✅予算にあったカメラ

✅撮りたいシーンにあったレンズ

✅SDカード、クリーニングキットや保護フィルター

✅予算があえば、防湿庫やCPLフィルターも

ここまで揃えば、あとは撮影を楽しむだけです。次はレンズ選びや撮影のコツなど、より踏み込んだ内容もチェックしてみてください。

ABOUT ME
にゃんころ
中古カメラの販売業をしながら趣味の写真を楽しむ猫好きフォトグラファー。 SONY α1IIとα7RVで風景や野鳥、花の撮影をしています。 これまで何千点もの機材を扱ってきた経験をもとに、オススメ機材の紹介や初心者向けの撮影のコツなどを発信しています! 機材選びや撮影についての悩みがあればぜひSNSから連絡してください。