大阪中心部にありながら、複雑に入り組んだ立体交差が迫力満点の“阿波座ジャンクション”
造形美と光跡が特に美しく、夜景スポットとしても有名な”阿波座ジャンクション”に行ってきたので、作例とともにご紹介します!
是非、夜景撮影スポットの1つとして参考にしてみてください!
アクセス方法
阿波座ジャンクションは大阪市西区に位置し、中央大通りと阪神高速が交差する地点です。
大阪中心部から近く、電車や車でもアクセスしやすいため、初心者にも訪れやすい夜景撮影スポットです
<電車で行く場合>
最寄駅は大阪メトロ中央線・千日前線「阿波座駅」。駅から徒歩5分ほどでジャンクション周辺に到着できます。
<車で行く場合>
周辺にはコインパーキングが点在しています。ただし駐停車しての撮影は不可なので、必ず駐車場を利用しましょう。
<徒歩ルート>
阿波座駅から出て少し歩くと、ジャンクションを囲むように歩道があります。この歩道は安全に撮影できる上に、立体交差を俯瞰できるため、絶好の撮影ポイントになります。
おすすめ時間帯
阿波座ジャンクションを撮影するなら、19:00〜21:00頃がおすすめです。交通量が多く、車のライトが綺麗な光跡となって写し込めます。
なお、週末は平日より交通量がやや少なくなるため、迫力ある光跡を狙うなら平日の夜がベターです。
撮影ポイント&作例(簡易マップ付き)
今回は3箇所で撮影してきました。それぞれの場所を簡易マップで示したので、訪れる際の参考にどうぞ!

ポイント①:横断歩道から大きく立体交差を撮る
横断歩道の真ん中に歩行者専用の安全地帯があり、ジャンクションをダイナミックに撮影できます。ここが定番スポットかと思います!
▪️安全地帯の北側

▪️撮影設定:F11 13秒 ISO100 焦点距離14mm
やや低めの位置から仰ぐようにカメラを固定。超広角14mmで撮影することで、パースを活かしたダイナミックな構図にしています。

▪️撮影設定:F13 13秒 ISO100 焦点距離20mm
交差するジャンクションを切り取るなら広角〜準広角域がオススメ。20mm前後だとバランスよく構図が決まると思います!
▪️安全地帯の中央あたりから

▪️撮影設定:F11 13秒 ISO100 焦点距離14mm
左右上下から来る車の軌跡を全体的に撮れるポイント。信号が変わって車が発車するタイミングでシャッターを切っています。

▪️撮影設定:F11 13秒 ISO100 焦点距離14mm
先ほどのものから少しアングルを下げて、車の軌跡が目立つように。
ポイント②:北側交差点付近
目の前を北側から左折してくる車両が通るため、大きな光線を撮ることができます!

▪️撮影設定:F9 8秒 ISO100 焦点距離14mm
目の前を大型トラックが通ることも。発車のタイミングでシャッターを切るとインパクトのある光線が撮れます。また、超広角レンズを使用することで、奥行きのあるダイナミックさも追加。
ポイント③:歩道手前でX字構図
Xに交差する高速道路をローアングルから撮影可能です!ここから撮るなら12mmか14mmの超広角レンズがオススメです!

▪️撮影設定:F13 10秒 ISO100 焦点距離14mm
長広角レンズを使って見上げるように撮ると、交差する道路がかなりダイナミックに撮れます。
撮影Tips(まとめ)
✅超広角レンズがあるとダイナミックに撮れる
✅車のライトの流れを意識してシャッタースピードは10秒ほど
✅車のタイミングを読んでシャッターを切ると綺麗に光線が残る
✅ホワイトバランスを「蛍光灯」やK値4000付近で調整すると街灯色を抑えやすい
✅露出はヒストグラムをチェック。シャドウ部に偏りすぎないように。
綺麗に夜景x光線を撮れるように、シャッタースピードの理解とマニュアルモードを使えるようにしておきましょう!
使用機材



同じように撮れるオススメの機材も紹介します。
▪️ボディ:SONY α7III / Nikon Z7 / Canon EOS R
▪️レンズ:
・SONY & Nikon
Tamron 16-30mm F2.8 G2 / Tamron 28-75mm F2.8 G2
・Canon
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM / RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM
まとめ
阿波座ジャンクションは「都会的な立体交差夜景」を手軽に楽しめるスポット。
初心者の夜景練習にもおすすめ。